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2013年3月1日 グリーンウェイブガイドブック 生物多様性と子供の森

認定NPO法人環境リレーションズ研究所 PresentTreeプレゼントから始まる森林再生

●地域特性を活かす多様な森づくり
大切な人や未来の地球への贈り物として、植えた樹の里親の権利をプレゼントするPresentTreeは、2005年1月にスタートしてから、2012年で丸7年が経過しました。この間、国内16か所において、約183万人の方々の直接・間接的なご支援により6万8883本の苗木を植えることが出来ました。
各地では、地域の特性を活かし生態系の撹乱を防ぐため、元々その地に自生していた種類を中心に、将来的に豊かな森林の様相を形成しうる職種を地元の専門家とともに選択し、植林しています。例えば、北海道雨竜郡にある北海道大学雨龍研究林で実施しているPresentTreeでは、台風で倒木被害を受けた森林を被災前の姿に近い生物多様性豊かな針広混交林へと再生させるため、アカエゾマツを植えています。何年か後に自然に芽生えてくるシラカバなどの広葉樹と一緒にアカエゾマツを育成し、将来的に針広混交林が形成されることを期待しています。その他、山梨では、人が楽しめる森づくり、新潟では時の羽ばたく森づくり、岐阜では水を育む森づくり、南九州では荒廃地に命を戻す森づくりなど、各地で様々な課題に取り組む森づくりを行っています。

●森から学び、森へ還す、森林循環
PresentTreeの特徴は、プレゼントというごく日常的な行動と生物多様性という一般消費者にとっては非日常的な言葉を森林をテーマに結びつけていることです。具体的には①はじめは自分がプレゼントした樹や自分がプレゼントされた樹に愛着を持ち、②いずれその樹のある森全体に想いが至り、その森に行きたくなって当地を訪れ、③そしてその地域の人たちとも縁が生まれ、地域の賑わいや経済的活性化にも寄与するようになり、④ゆえに森も潤い生物多様性にもつながる、といったように、プレゼントからはじまった連鎖が生物多様性にも結びついていきます。
このような活動を当NPOでは森林循環と言い、この循環を促す活動の一環として森から学びを得る機会を提供してきました。従来は植樹作業など自然体験メニューが中心でしたが、最近では子供を対象に楽しめるアートワークショップなどを導入し、今まで環境保全や自然保護というキーワードや植樹という直接的な環境活動への呼びかけでは訴求しきれていなかった人々へも届くよう、角度の違った入口から環境貢献活動への参加を促す取り組みも始めています。

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