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Presenttree in Uryu

開拓以来の伐採などで笹原が増加

複雑に入り組んだ水辺をもつ朱鞠内湖(しゅまりないこ)に臨む、北海道大学雨龍研究林。東西30km、南北50kmの広大なこの森で、人と自然との共生をテーマにした教育研究が行われています。

もともとこの道北の地には、アカエゾマツやトドマツなどの針葉樹とミズナラやイタヤカエデなどの広葉樹が混ざった「針広混交林」が広がっていました。

森の中にはエゾエンゴサク、ミズバショウ、エンレイソウなどの草花が広がり、ヒグマやエゾシカ、オオタカからアカネズミなどの小動物が暮らす、豊かな生態系がありました。

北海道大学雨龍研究林は東西およそ30km、南北50km、2万4000ヘクタールもの広大な面積。この一部でプレゼントツリーの植林が行われています。

しかし、北海道のほかの天然林の多くと同様、開拓以来の伐採や山火事、台風などで木が倒れる被害のために、いまは笹原が目立つようになってきています。厳しい気候もあり、生命力の強いササが地面を覆ってしまうと、森林が自然に再生するには非常に長い年月がかかってしまうのです。

そこで、プレゼントツリーでは、北海道大学の森林再生に関する研究をサポートするため、この研究林の中にある笹原で植林を行っています。

北海道北部の森林では、ササが最も繁殖力の強い植物。スペースができるとササが地面を密に覆ってしまうため、樹木の種が落ちても育ちにくくなってしまいます。

天然林の姿を回復するための工夫

北海道大学の吉田俊也先生のご指導のもと、現在植林を進めているのはアカエゾマツの苗木です。数百年の寿命をもつアカエゾマツはいい材木になるため、北海道の開拓が始まって以来、最もその数を減らしてきました。

さらにアカエゾマツの苗は競争力が弱く、自然の状態では倒れた木の上にようやく育つのですが、大きな木が人間によって伐採されてしまうと定着できる機会が減り、世代交代が難しくなります。その意味で、アカエゾマツを植えることは、開拓以来の天然林のすがたを回復することにつながるのです。

ササが繁茂してしまったスペースを開き、アカエゾマツの苗木を植裁していきます。アカエゾマツがササとの競争に勝つことで、その間に広葉樹も定着していきます。

もちろん、ドングリや葉などが動物たちの餌となる広葉樹の回復も重要です。そこで、アカエゾマツを植える間隔を通常より広めにとり、苗木の間に広葉樹の種が落ち、自然に定着できるように配慮をしています。ミズナラの大木の下は意図的に植裁をせず、落下したドングリがよく育つような工夫も進めています。

プレゼントツリーでは、これまで4年間にこの研究林で5回、合計3400本のアカエゾマツを植えてきました。およそ3.5ヘクタール(東京ドームのおよそ3/4)に相当します。広い北海道の地ではゆっくりとしたペースですが、地道な作業で少しずつでも続けていくことが重要です。将来的には、アカエゾマツの間に定着した広葉樹と合わせて、より自然に近い混交林が育っていくことを期待しています。

ちなみに、2010年はミズナラのドングリが記録を取り始めて以来の大豊作になったそうです。雨竜のヒグマたちは今年は満腹で冬眠に入れるはず、と吉田先生から嬉しい一報も届きました。

2010年9月にも、総勢25名で植林ツアーを行ってきました。この模様はこちらのブログでご覧いただけます
» 森づくりスタディツアー in Present Tree 北海道ブログ

What's new? in Uryu

PT北海道 基本データ

所在地:北海道雨竜郡幌加内町
» 幌加内町公式サイト

PT植林開始年:2006年
植林目的:災害跡地における天然林に近い混交林の回復
植林樹種:アカエゾマツ
地図:Google Mapで見る

この森の住人たち

アカエゾマツ
アカエゾマツ

北海道の森の主役。寿命数百年、幹の直径2m、高さも40m近くなる大きさで、森の命を守る。

ミズナラ
ミズナラ

動物たちの大切な餌になるドングリを提供し、その洞は動物や鳥たちの棲み家になる大切な樹木。

ヒグマ
ヒグマ

雨竜のヒグマはあまり姿は見せないが、足跡や糞から比較的たくさん生息していると推定されている。

アカネズミ
アカネズミ

大好きなドングリを落ち葉の下などに隠す習性から、ミズナラが定着する手伝いもしている。

里花の樹パーソン
インタビュー

持続可能な社会をつくる取り組みのひとつです

吉田俊也先生

北海道大学 北方生物圏フィールド
科学センター 森林圏ステーション
雨龍研究林(研究林長)
吉田俊也先生

PT北海道の過去のレポート

Present Tree in Hokkaido

一口:3,500円

※寄付金としての取り扱いとなります。

目的:災害跡地整備
植林地:北海道雨竜郡
樹種:アカエゾマツ
管理方法:ナンバープレート


パッケージ内容

PT in Hokkaidoのパッケージ内容は
左のようになります。
植林証明書には「お名前」「樹の管理番号」
「植林場所」が記されています。

現地では、それぞれの樹に
管理番号の入ったプレートをつけて、
1本1本管理しています。

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